地域ベ平連についての本や論文

■『大原社会問題研究所雑誌』697号(2016年11月号)
(特集 「1968 年」と社会運動の高揚(1))

http://oisr-org.ws.hosei.ac.jp/oz/

特集にあたって   鈴木玲
1960年代と「ベ平連」   松井隆志
いやがらせの思想――「ベトナムに平和を!」神戸行動委員会の経験   黒川伊織
全共闘とはなんだったのか――東大闘争における参加者の解釈と意味づけに着目して   小杉亮子

書評と紹介
法政大学大原社会問題研究所 原伸子・岩田美香・宮島喬編 『現代社会と子どもの貧困』   佐久間孝正
鈴木均著『サッチャーと日産英国工場』   増田壽男
山口覚著『集団就職とは何であったか』   中澤高志

 

 

■市橋秀夫、2014、「日本におけるベトナム反戦運動史の一研究 : 福岡・十の日デモの時代(1) 」『日本アジア研究 : 埼玉大学大学院文化科学研究科博士後期課程紀要』11号. 本文ダウンロード http://sucra.saitama-u.ac.jp/modules/xoonips/detail.php?id=KY-AA11946779-11-04

■市橋秀夫、2015、「日本におけるベトナム反戦運動史の一研究 : 福岡・十の日デモの時代(2)」『日本アジア研究 : 埼玉大学大学院文化科学研究科博士後期課程紀要』12号. 本文ダウンロード http://sucra.saitama-u.ac.jp/modules/xoonips/detail.php?id=KY-AA11946779-12-05

■市橋秀夫、2016、「日本におけるベトナム反戦運動史の一研究 : 福岡・十の日デモの時代(3)」『日本アジア研究:埼玉大学大学院文化科学研究科博士後期課程紀要』13号. 本文ダウンロード http://sucra.saitama-u.ac.jp/modules/xoonips/detail.php?id=KY-AA11946779-13-02

 

 

■高草木 光一編著『べ平連と市民運動の現在ーー吉川勇一が遺したもの』(花伝社、2016年)




高橋 武智、吉岡 忍、山口 幸夫 著
定価1,000円+税
ISBN978-4-7634-0772-6 C0036
発行 2016年4月25日
A5判 120頁 並製

べ平連時代の遺産を いま、どう活用するか
60年代後半から動き出した市民反戦運動「ベトナムに平和を!市民団体運動」通称"べ平連"。事務局長の吉川勇一氏を中心に彼らの足跡と思想を追う。
運動の組織の在り方から見る"民主主義"のゆくえ。

●内容●
はじめに
第一部〔講義〕
第1章 吉川勇一と市民運動
第2章 べ平連、市民運動を振り返る
第3章 新しい運動の時代感覚と思想
第4章 トランス・サイエンス時代の市民の役割
第二部〔討議〕
Ⅰ 市民運動の遺産
Ⅱ 今後の市民運動へ
・吉川勇一略年譜

●著者紹介●
高草木 光一(たかくさぎこういち)
1956年群馬県生まれ。慶應義塾大学経済学部教授。社会思想史専攻。主な著書に、『岡村昭彦と死の思想』(岩波書店)、『思想としての「医学概論」』、『一九六〇年代 未来へつづく思想』(以上、編著、岩波書店)、『社会主義と経済学』(共著、日本経済評論社)。

高橋 武智(たかはし たけとも)
1935年東京生まれ。わだつみ会会長。フランス文学者。東京大学文学部仏文科卒。主な著訳書に、『私たちは、脱走アメリカ兵を越境させた・・・』(作品社)、A・ゴルツ『エコロジスト宣言』(技術と人間/緑風出版)、クロード・ランズマン『SHOAH』)(作品社)。

吉岡 忍(よしおか しのぶ)
1948年長野県生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学政経学部在学中からベ平連に参加。主な著書に、『M/世界の、憂鬱な先端』(文藝春秋)、『墜落の夏』(新潮社、第9回講談社ノンフィクション賞受賞)、『フォークゲリラとは何者か』(編著、自由国民社)。

山口 幸夫(やまぐち ゆきお)
1937年新潟県生まれ。原子力資料情報室共同代表。東京大学大学院数物系研究科博士課程修了。工学博士。物性物理学専攻。主な著書に、『原発事故と放射能』(岩波ジュニア新書)、『なして、原発?!』(共著、現代書館)、『エントロピ―と地球環境』(七つ森書館)。

 

出版社サイト http://kadensha.net/books/2016/201604beheiren.html

 

 

■中部大学、2015、『アリーナ2015 第18号別冊』(特集 ヴェトナム戦争40年)風媒社.
http://www3.chubu.ac.jp/publication/arena/arena_181/


ヴェトナム戦争を知っていますか   岩間優希
サイゴン陥落から40年―それぞれのベトナム戦争―   村山康文
越境による抵抗、あるいは抵抗のための越境―高橋武智氏に聞く―   (聞き手)岩間優希
エスペラントから「第9条の会なごや」へ―勝守寛先生の思想を受け継ぐ   川合紀子/川合隆史/加藤けい子/加藤雅章/岩間優希/小島亮
ベトナム戦争と戦後顕彰―「英雄的ベトナムの母」モニュメントをめぐって―   京樂真帆子
神戸港は南シナ海に通じ、太平洋西岸に通じる―北爆50年の2015年夏、集団的自衛権反対デモの現場から―    黒川伊織
「もうひとつのベトナム」の記憶と語り    伊藤哲司
市民アーカイブズとアカデミズム    平野泉/高木恒一
モン人のヴェトナム戦争―表紙絵によせて―    岩間優希